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イライラをなくすと・・・ [イライラを断ち切る]



こんにちは。


関西弁で「イラチ」という言葉があります。


「せっかち」とか「イライラしやすい」という
意味なのですが、関西人の気質を表す言葉としても
用いられます。


関西出身の友人Aさんも、
多分に漏れず「イラチ」でした。


当時のAさんは、車を運転していて、前の車が
モタモタしていると「こういうのがいるから起こるんだ」
などと、車の中で大声だすくらいのイラチだったのです。


前が渋滞していればすぐに脇道に入るし、左車線が
あいていればすぐに車線を変更するような運転でした。


さらに、その頃のAさんはイライラしない人間を
「トロい」と思っていました。


「そんな事だから、あの人は仕事ができないんだ。
成功できないんだ」と思い、うぬぼれていたのです。


おそらく運が良かったのでしょう。


そんな性格でも大きな事故は起こしませんでしたし、
勉強でも仕事でも大きなミスもなく、意外と実害を
被らなかったのです。


私も心理カウンセラーという仕事を
させて頂いている関係もあり、イライラが人生や仕事に
あまり良い結果をもたらさない事が分かっています。


実際イライラしやすい人は、昔から高血圧や
心臓病などになりやすい事が知られています。


また、イライラしやすい人は、自分にも周囲にも
完全を求める傾向があります。


そうでないと、すぐにイライラしてしまうのです。


完全を求めて、自分の思い通りにならないと
イライラする。


という事は、歳を重ねるにつれ相手も自分も
完全でなくなる事が多くなるわけですから、精神的に
落ち込みやすくなっていきます。


これがうつ病の重大な原因ともされています。


別の説としては、イライラする事で精神伝達物質が
出すぎてしまい、歳を重ねるにつれて
足りなくなるという説もあります。


このようにイライラしやすい人は、体や心の病に
陥りやすいだけでなく、普段の仕事でも損をする事が
多いのです。


最近の認知科学の考え方では、人間は感情によって
判断や思考力が随分と変わってしまう事が
知られています。


イライラしている時の判断というのは、どうしても
短絡的になりがちですし、他の可能性の検討が
甘くなってしまいます。


運良く、その短絡的な判断が当たった場合は
良いでしょうが、そうでなかった場合、他の可能性を
想定しない分だけ、傷口も大きくなりがちです。


つまり、同じくらいの能力であれば、
イライラしやすい人の方が成功できる可能性が
低くなります。


もちろん、イライラしやすい人と温厚な人なら、
人に好かれるのも通常は後者でしょう。


相談者さんや、段々歳を重ねていく自分自身を
見つめながら、そのような事を考えるようになり、
イライラは良くないと強く思うようになりました。


まずは自分自身がイライラしないように
セルフコントロールに努める。


だけでなく、相談者さんへも可能な限り
イライラしないテクニックを
お伝えさせて頂くようにしています。


最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。


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